ETHIOPIA | Tamiru Tadesse Alo Berry

■ FLAVOR COMMENT

ベルガモットやジャスミンのフローラルなアロマに重なるように、マスカットやトロピカルフルーツのフレーバーを感じます。温度変化でメロンや黄桃、ライチなどコンプレックスで様々な果実の要素が特徴的です。蜂蜜のような滑らかで明るく華やかな甘さとハニープロセスらしい心地の良い粘度を持った液体となっております。

■ FLAVOR NOTE

Bergamot, Melon, Honey, Complex■ INFORMATION

生産者のTamiru Tadesse氏はALO COFFEEのオーナーです。若いながらも2021年に開催されたカップオブエクセレンスで1位と5位入賞を同時に果たしたエチオピアの中でもトップクラスのコーヒーを生産する方です。

ALO COFFEEはハニープロセスにも挑戦しています。今回ご紹介するハニープロセスは、ウォッシュトとナチュラルの中間に位置する精製方法として、中南米を中心に発展してきた手法です。 特にコスタリカ、ホンジュラス、エルサルバドルなどで広く採用されており、果肉除去後にミュシレージ(粘液質)を部分的に残したまま乾燥させることで、甘さや質感に富んだ風味が生まれます。一方で、エチオピアでは伝統的にウォッシュトまたはナチュラルプロセスが主流であり、 ハニープロセス自体が珍しく、特にホワイトハニープロセスのような繊細なスタイルはほとんど見られません。
その中でALO COFFEEは、世界のトッププロデューサーたちとの交流を通じて得た知見を活かし、 エチオピアでも高精度な精製を可能にする設備を導入しています。 品質の向上と環境への配慮を両立する取り組みを進めており、精製における多様なスタイルの実現を目指しています。

ALO COFFEEでは、パルピング機にPenagos社製モデルを採用しています。 この機種は、ミュシレージの除去率を細かく調整できるため、レッドハニー、イエローハニー、ホワイトハニーといった 多様なハニープロセスの実施が可能です。
また、発酵槽を使用せずにウォッシュトプロセスを行うこともでき、従来の精製工程に比べて効率性と精度の面で非常に優れています。 こうした先進的な設備により、環境への負荷を抑えつつ、より安定した品質管理が実現されています。
ALO COFFEEは、こうした革新的な精製技術を通じて、エチオピア産コーヒーのポテンシャルを最大限に引き出すことを目指しています。

生産国 / Ethiopia 
生産地域/ Sidama Bensa, Alo Village
生産者/ ALO COFFEE
品種/ 74158
精製方法/ White Honey
クロップ/ 2024/25
焙煎度合い/ Light Roast (ライトロースト)

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