BOLIVIA | Carmelo and Deysi

■ FLAVOR COMMENT
ジャスミンのようなフローラルはアロマに、マスカットやライチのような風味を感じます。白桃のような果実感とシロップのような心地の良い甘さが魅力的です。ゲイシャ種らしい、美しく繊細でエレガントで華やか。透明感のある味わいと長く続く余韻もこの品種ならではの特徴が表れています。
■ FLAVOR NOTE
Mustcat, Lychee, Jasmine, Clean■ INOFRMATION
Finca Senda Salvajeという農園名の意味は「野生の道」です。農園の周りをジャガーなどの野生動物がうろうろしています。この農園の主は、カルメロさんご夫妻を運営しています。
カルメロさんはカラナビ地区の生産者のリーダー的存在で、彼を中心に新しい生産者のコミュニティが生まれています。新世代の生産者クアトロリャマスのアンディは、カルメロさんの農園の隣で、二年半前から生産と発酵の研究をしています。アンディが実験する新しい発酵のプロセスをカルメロさんのコーヒーで試す、というような世代を超えたコラボレーションによって、素晴らしいコーヒーが生まれています。
彼は十年以上前、カップオブエクセレンスのクオリティマネージャーとして働いていました。その中でたくさんの生産者の素晴らしいコーヒーに触れて、いつか自分たちの手でコーヒーを生産したいと考えるようになりました。
この土地の特徴は、栄養が豊富な濃い色の土が、しみのようにぽつぽつとあることです。こういう土壌では良いコーヒーができる要素の一つになっています。
プロセスはチェリーを摘み取り、脱穀した後はまず発酵タンクで約20時間発酵させます。その後コーヒーを洗浄し、再び小型タンクに48時間水に浸します。タンク内の水は1日3回交換します。その後コーヒーは乾燥工程へ移されます。彼はこのダブルウォッシュド(ケニア式)プロセスにより、コーヒーの味わいがよりクリーンになると同時に、必要な水量が従来のウォッシュドプロセスよりも少なくて済むと考えています。
生産国/ Bolivia
生産地区/ Nor Yungas, Caranavi, Loa
生産者/ Carmelo Yujra Ticona and Deysi Ramos Carrillo
標高/ 1,750m
品種/ Geisha
精製方法/ Double Washed
クロップ/ 2024/25
焙煎度合い/ライトロースト/浅煎り)