COLOMBIA | El Paraiso Geisha Salma


 
粉に挽いた瞬間から感じるスイートなアロマは南国のフルーツやココナッツのような印象があり、液体では金木犀やエルダーフラワーを思わせる甘いお花や煮詰めたフルーツのようにアロマティックです。マンゴー、黄桃のような果実味や、赤リンゴや洋梨のような上品なフレーバーを感じます。後味には木苺のようなピュアな酸味や乳酸のような印象もあります。

クリーミーで滑らかな口当たりも楽しめ、キャラメルのような甘さも感じます。ゲイシャ種らしい繊細なフレーバーと複雑さが両立する素晴らしい品質のコーヒーとなっています。

■ FLAVOR COMMENT
木犀、ラクティック、ココナッツ、コンプレックス
 
 
フィンカ・エル・パライソはその名の通り、まさにコーヒーの生産と精製においてパラダイスのような農園です。 ディエゴ・ベルムデスはその生産者であり、常に革新的なアイデアにあふれた仕事をする一人であり、彼の家族も同じく情熱を持ち合わせています。 
2008年ディエゴは、コロンビアのカウカ県ピエンダモ市にあるエル・パライソ農園で、家族と共にコーヒーの栽培を始めました。これが彼の人生における冒険の始まりでした。彼は、コーヒー業界が直面する課題に対して確固たる信念を持ち、解決策を提供することを目指して学び始めたのです。
 
 
また、革新的なテクノロジーや取り組みを取り入れ、コーヒーの栽培と精製に必要な基盤を整備しました。 2015年以降、フィンカ・エル・パライソは、地域や国内のさまざまなコンテストへの参加を通じて、 スペシャルティコーヒーの生産者として確固たる地位を築き始めました。 
彼らは、高品質なコーヒーの栽培、精製、販売を一貫して行っています。また、その他5つの農園でもコーヒーを生産しています。ディエゴは、科学的なアプローチを用いてイノベーションを促す真の農家です。 
 
 
今回ご紹介するロットの精製について、まず完熟したコーヒーチェリーを収穫します。これはコーヒーの種子とミューシレージとの接触時間が長いため、果肉からより多くの果実の風味を染み込ませることができるからです。
続いてオゾンで発酵に不要な菌を除去します。パルピング前にアナエロビック環境下でコーヒーチェリーを発酵させます。その後、パルピングし、タンクに移して48時間発酵させます。発酵後、サーマルショックウォッシュドを行い、前駆体を定着させます。

その後、乾燥段階に移ります。除湿機(機械乾燥)を用い、コーヒーの過発酵や過酸化を避けて代謝プロセスを停止させます。最後に安定化のため涼しい場所で保管します。
 

 
生産国/ Colombia
生産地域/ Piendamo, Cauca
生産者/ Diego Samuel Bermudez
農園/ Finca El Paraiso
標高/ 1,960m
品種/ Geisha
精製方法/ Washed With Fermentation 
発酵/ Anaerobic In Cherry, Sealed With Thermal Shock
クロップ/ 2023/24
インポーター/ DA VIDA
焙煎度合い /  ライトロースト(浅煎り)
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