Our Philosophy


 

近年、スペシャルティーコーヒーでは生産者の方々の努力でさまざまな品種や精製方法が取り入れられており、コーヒーらしくないものや私たちの知っているテロワール(産地特性)だけでは表現しきれないフレーバーを感じることがあります。

スペシャルティコーヒーの魅力はこの先も進化し続け、驚きの体験を与えてくれるのではないかと、私たちも新しいコーヒー豆を口にする瞬間は、とても胸が熱くなります。

 

 
当店では、焙煎機を3種類完備し用途により使い分けています。
新しく取り扱う生豆は、IKAWA(熱風式)でサンプルローストを行います。サンプルローストでは、生豆の持つフレーバーをカッピングで確かめながら取り扱う生豆を選定していきます。

届いた生豆はSINARを使用し水分値や密度を計測し、IKAWAでテストローストを行います。テストローストでは生豆の良さを引き出す焙煎度合いを検討し、DIEDRICH IR-5(半熱風5kg釜)で本焙煎を行います。DIEDRICHは赤外線バーナーを熱源としているため、甘くクリーンなコーヒー作りを得意としています。また、アフターバーナーを使用することで焙煎で生じる煙や臭いを外部へ排気させずに、環境へも配慮しています。

 

 
焙煎直後はロースト香と呼ばれる香ばしい香りがあるめ、浅煎りのお豆の場合はクリーンなフルーティ感を感じていただくために1〜2週間程度エイジングを置いてもらえるとより美味しく感じます。

深煎りも日数をおくことで香ばしさが抜けて妖艶な味わいになってきますので1週間程度エイジングを置くと美味しさが引き立ちます。日々、豆の味わいが変化しますので、購入後の楽しみになればと思います。

焙煎で心がけていることは、その生豆の持つ味を素直に引き出すということです。コーヒーは飲み物であり、人それぞれの美味しいと思う味わいは異なると感じています。
 

 
当店では浅煎りから深煎りまでラインナップがあります。浅煎りではフレッシュな果実のような甘いコーヒーを、深煎りでは苦味だけではない深煎りにすることで作り出せる妖艶で甘いコーヒーを作ることに注力しています。

お客様が美味しいコーヒーに出逢えるよう、コーヒーという概念が覆るような驚き体験ができるよう、皆様に寄り添いながら一緒に創り上げていけたら嬉しく思います。ぜひコーヒー農家の方々が作り上げた素晴らしいコーヒーをお楽しみください。私たちが世界の農家の方々と皆様の架け橋となれたら幸いです。

SHIKISHIMA COFFEE FACTORY スタッフ一同